昔描いていた夢。

ロボット工学博士の人のインタビューを見た。
昔、ロボットを作ろうと思っていたことを思い出す。
AIBOが発売されて家に来た時、僕はその技術に感動した。
そして、自分もロボットを作ろうと決心した。
でも、中一で大学の研究室を訪れた時に、どんなとこにそれを生かしていけるのかっていう疑問が生まれた。
少しずつだけど、人間にかかわることがしたいと思うようになった。
ただロボットを作ることじゃ、満足できなかった。
人の役に立つことで、満足したかった。
ロボット工学博士の人が言う。
ただの壺になってしまってはいけない、と。
分かる人に分かってもらえればいいんじゃない。
もっと多くの人が使えるような形に。
そのとおりだと思う。
技術者だって人の役に立てるような研究をしようと努力してるんだって、改めて気付かされた。


技術は、時として望まれない方向にも活用される。
だから今、僕は社会と技術を結び付けて人を幸せにしたいと思う。
金属の塊が真っ赤な血で濡れる前に。
技術者の想いが社会に伝わるように。
僕ら一人ひとりが幸せになれるように。
自己満足に終わってしまわないような形で。